いろいろな試食販売の中で、よく見かけるのがハムやソーセージの販売です。
ソーセージの中でも、ウインナソーセージは子供が大好きなので、寄ってきては食べたがります。
昨今はアレルギーの問題があり、幼児は必ず保護者の承諾を得てから、また児童・生徒でも本人にアレルギー確認を行ってから試食を出さなければなりません。
このことを簡単に考えますと、試食した子供に重大な病状が現れることがあり、大変辛い思いをさせますし、店を巻き込んだ大きなクレームのもとになってしまいます。
ウインナーソーセージやハムなどの販売においては、必ずしも新商品とは限りません。
10年以上もの定番商品でも、キャンペーンをします。
マネキンが入ることを見越してたくさん発注し、大きな売り上げを上げるためです。
お客様は、食べた品物がおいしければ買って帰り、実際に調理しようと思うことが多いものです。
反対に、まずければその印象が後まで残り、二度と買おうとしません。
加工肉は定番のものを扱うことが多いので特にメニュー指示がないのが一般的です。
ただ焼いて出すだけでも良いですし、季節に合わせたメニューの提案などをするのもマネキンに任せられている場合がほとんどです。
この例では、ウインナは切って焼くだけとし、ハムやボロニアソーセージには手を加えてあります。
ウインナのカットに使う調理器具
ウインナは調理ばさみを使って切ることをお勧めします。
包丁のほうが切り口がきれいになり、おいしそうに見えますが、まな板の上で切ると転がりやすく安定しません。下に落ちてしまっては捨てるしかありません。
容器の上やホットプレートの上で、調理ばさみを使って切りますと転がる心配なく衛生的にも安心です。
ウインナを何分の一にカットするか
小さめのウインナなら2等分に、普通のウインナなら3等分に、フランクフルトは4~6等分にしてお出しするのが経験上良いと思います。
あまり小さく切りすぎると焦げて縮みやすく、まずくなってしまいます。
確かに試食材料は少なくて済み、一見メーカーサイドに立った切り方のようですが、「おいしい」と思ってもらわなければ販売につながりません。
かといって、大きすぎる場合にはそれ一つの試食で満足して、他を食べようとは思いません。
ウインナだけでなく、ハムも販売したいときは、ハムも試食してもらう必要があります。
大きすぎず小さすぎずが大切です。
では切り口をどうしたらよいでしょう
試食に出すウインナはジューシーであるとおいしいと感じてもらえます。
カットする表面積が小さいほうが肉汁の流出が少なくて済みますし、乾きが遅くなります。
したがって、ウインナに直角にはさみをいれる筒切りがお勧めです。
斜め切りはきれいに見えますが、肉汁が早く流れ、時間がたつと乾きやすくポソポソしてしまいます。
ただし、2種類の形状の似たウインナを出す場合は、切り口を変えることも必要です。
例えば、ピリ辛のウインナは、混同しないように斜め切りなどにして見た目でわかるようにしておきましょう。
キーマンに勧めるときは、プレートから直接渡すと購入率が高くなります
焼いたものを試食台に出しておきますと冷めていきます。
子供は冷めても気にせずにおいしそうに食べますが、買うということの決定権を持つ人(キーマン)は、大人であることが多いのです。
大人には保温しておいたホットプレートの中のウインナを爪楊枝で刺して、直接手渡し、温かいものを食べてもらうと、おいしいと思ってもらいやすく、購入率が上がります。