試食販売で、試食に出す材料はどう購入するのでしょう?
大きく分けて3通りあります。
1.サンプルの送り込み
メーカーが試食に出す食材を送り込んでくる時があります。
その場合はそれを使い、余ったらお店の部門責任者に預けましょう。
余ったからと言って、自分で持ち出して帰宅するのは厳禁です。
2.買取・・・立替払いで購入
試食に出す食材を店舗内で買って使う方法です。
たとえば、ペットボトル飲料を試飲させる場合、あらかじめ1日で使う分量を店舗で求め、清算してから使います。
途中で無くなった場合は、追加分を購入します。
購入代金は、基本立て替えをします。
立替払いで購入し、レシートを日報に貼って提出し、メーカーから後日の報酬に上乗せする形で支払われます。
従って、お財布の中に買取に必要な金額を入れて仕事に出ます。
なお、支払いは現金以外に、クレジット決済ができる店舗であればクレジットでもOKです。
その場合のレシートは、クレジット番号などが載っている部分はカットして出します。
気を付けなければならないのは、清算時にお店のポイントカードも出して自己ポイントを加算するような行為をしてはいけないということです。
立替払いをしていても、後でメーカーから支払われるので、自己資金を私的に使うわけではありません。
ポイントを入れることで「マネキンに余分な給与を渡す」行為になるため、試食に関する費用の支払いは、純粋に支払いだけをするようにしなければなりません。
なお、アイスクリームを冷凍庫と離れた場所で試食させる場合など、朝のまとめ買いができない場合は、部門責任者の了承があれば、使ったパッケージを取っておいて、販売終了時にまとめて立替清算をする方法をとることもあります。清算後、部門担当者に必ずレシートを確認してもらいます。
また、ごはんの宣伝などでは、お米を洗ってから炊き上げるまでの時間が長く、開店と同時に購入したのでは試食開始が1時間以上遅れてしまいます。
そのような場合も部門責任者に了承をもらい、清算前に袋を開けて準備をし、レジが開いてから清算をします。清算後、部門担当者に必ずレシートを確認してもらいます。
3.赤伝
耳慣れない言葉だと思いますが、内部返品の処理のことを言います。
肉類や肉加工食品などのほとんどはこのやり方です。
試食に出すウインナなどを販売する商品の中から調達し、使った分量を報告することを言います。
数だけではなく、使った袋も取っておいて精肉の責任者に渡します。
店ではマネキンを使ったキャンペーンで、何をいくつ試食で使ったかをメーカーに報告し、その分は返品したものとして仕入金額から差し引くやり方なのです。
この方法のメリットは、仕入金額と売価では仕入金額のほうが安く、買取で売価で請求されるよりも、仕入れ返品をするほうがメーカーにとってのコスト削減になるということです。
ただし、ウインナを試食に出しても、加工肉以外の消費材である「マヨネーズなどの調味料」や「爪楊枝」などは赤伝の対象にはならず、買取するのが普通です。
また、赤伝の数は日報にも記載します。
メーカーは店舗から言われた返品数量と、マネキンの報告した赤伝数量を突き合わせ、間違いがないかを確認するからです。
食材の購入と支払いは間違いのないようにしましょう。
レシートを紛失しては、後日請求できません。
紛失しないように気を付けましょう。
試食で使う立替金など、マネキンの仕事用の財布は、個人の私的な財布とは別にしておくことをお勧めします。